【11月15日 AFP】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2017)は14日、英ロンドンで3日目が行われ、大会通算7度目の優勝を目指す第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は第3シードの新鋭アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)に競り勝ち、準決勝進出一番乗りを決めた。

 世界ランキング2位のフェデラーは、大きな注目を集めるズベレフの気迫あふれる挑戦を7-6(8-6)、5-7、6-1で退け、自身の熱狂的なファンが集まったO2アリーナ(O2 Arena)で通算14度目の4強入りを果たした。

 四大大会(グランドスラム)通算19勝を誇る36歳のフェデラーは試合後「いいバトルだった。いつもこの美しい会場での時間を楽しんでいる」「ロンドンでのプレーは本当に楽しいし、これまでも大きな成功を収めてきた。特別な夜にしてくれてありがとう」と語った。

「次の試合は追い詰められた状態ではなく、自由に(マリン・)チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)とプレーできるからうれしいし、ほっとしている。タフなグループだったから、2試合で突破を決められたのは最高だ」

 もう一方のボリス・ベッカー・グループ(Group Boris Becker)の試合では、第8シードのジャック・ソック(Jack Sock、米国)が5-7、6-2、7-6(7-4)で第5シードのチリッチに勝利し、準決勝進出へ望みをつないでいる。(c)AFP/John WEAVER