【11月14日 AFP】17-18NBAは13日、各地で試合が行われ、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)はエースのレブロン・ジェームズ(LeBron James)が23得点12アシスト9リバウンド、ベンチから出場したカイル・コーバー(Kyle Korver)が21得点を記録し、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)に104-101で逆転勝ちを収めた。

 第3クオーターに一時は20点以上の差をつけられていたキャバリアーズは、第4クオーターに入ると92-97の場面から猛攻を開始。試合時間残り1分23秒でジェームズがフェイダウェーで3ポイントシュートを沈めて100-97とし、25-24でリードしていた第2クオーター以降では初めて試合の主導権を奪い返した。

 レギュラーシーズンの年間最優秀選手(MVP)に通算4度選出されているジェームズについて、コーバーは「彼の守備が流れを変えたと思う。彼は常にペイントエリアに入ってプレーを組み立てる。そこが彼の特別なところだ。彼は何でもできるということを、第4クオーターで示した」とコメントした。

 試合終盤に2本の3ポイントシュートを決めたコーバーは、終了間際にも4本のフリースローを沈め、ニックスのクリスタプス・ポルジンギス(Kristaps Porzingis)とティム・ハーダウェイJr.(Tim Hardaway Jr.)による終盤の得点を帳消しにした。

 キャバリアーズはジェームズが最後に2本のフリースローを失敗したものの、ジェフ・グリーン(Jeff Green)がオフェンスリバウンドに成功してニックスに同点のブザービーターを打たせなかった。

 キャバリアーズはベンチスタートのドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)も15得点を記録。対するニックスは、ハーダウェイJr.がチーム最多の28得点、ポルジンギスが20得点を記録した。

 この試合の序盤には、ニックスの新人フランク・エンティリキーナ (Frank Ntilikina)を小突いた「キング」ジェームズに対し、センターのイネス・カンター(Enes Kanter)が顔を突き合わせて立ちふさがるという場面があり、試合後も両者の間では舌戦が続いた。

 カンターは「ルーキーに向かって、あんなふうにけんかを売ってはならない。大人とやり合え。自称キングだろうが、クイーンだろうが、プリンセスだろうが、俺たちをばかにするな」と発言。これに対してジェームズは、「俺たちの勝利だ。それに、あいつの名前に触れることは二度とない」とコメントした。(c)AFP