【11月15日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選プレーオフ第2戦は14日、ダブリン(Dublin)で行われ、デンマークはクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)がハットトリックを達成するなどアイルランドに5-1で勝利し、W杯本大会出場を決めた。

 エリクセンは「夢のような気分だ。W杯出場まで本当に長い戦いだった。みんな本大会をすごく楽しみにしている。僕がハットトリックを決めるなんてそんなにあることではないし、もちろん最高だよ」とコメントした。

 11日にコペンハーゲン(Copenhagen)で行われた第1戦のスコアレスドローを受けて始まった試合は、開始早々の6分にシェーン・ダフィー(Shane Duffy)のヘディングシュートが決まり、アイルランドが最高のスタートを切ったが、デンマークは前半のうちに2得点を奪い逆転すると、後半にも3得点を挙げて本大会出場を決めた。

 前半19分の同点ゴールは、アンドレアス・クリステンセン(Andreas Christensen)のシュートがポストと相手選手に当たって入る幸運な形だったが、エリクセンの逆転ゴール、そして後半の2得点はどれも見事だった。最後は終盤に投入されたニクラス・ベントナー(Nicklas Bendtner)が、自ら獲得したPKを決めてゴールラッシュを締めくくった。

 一方、アイルランドの2002年日韓大会以来となるW杯出場はならなかった。マーティン・オニール(Martin O'Neill)監督は「とても落胆している。最後にこっぴどくやられた。立て続けの2失点でガクッときてしまった。追いかける展開になり、デンマークはそれをうまく利用した。突破にふさわしいチームだった」と話した。(c)AFP