【11月14日 AFP】ラクビーイングランド代表のエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は、トゥイッケナム・スタジアム(Twickenham Stadium)で11日に行われたアルゼンチンとのテストマッチで悪態をついたことについて謝罪した上で、93歳の母親から叱責されたと明かした。

 母国オーストラリアと日本の代表指揮官を務めた経歴を持つジョーンズHCは、イングランドが21-8でアルゼンチンに勝利した試合の後半に、コーチボックスにノートをたたきつけながら、「クソが、なんで俺たちはこんなにバカなんだ?」と悪態をつく姿がテレビカメラに映し出された。

 この試合について「だらだらしていた」と振り返るジョーンズHCは、暴言を吐いたことについて謝罪すると、母親から受けた叱責の方が周囲からの批判よりこたえたとして、英BBCのポッドキャスト番組Rugby Union Weeklyで「けさ、93歳の母親から電話があって叱られた」と語った。

「母からは今でも、悪態をつくのはやめなさいと言われている。だから、母に怒られるのは私にとって十分に大きな罰なんだ。犬小屋に入れられて、二度としないと誓うみたいにね。土曜日(11日)の試合については全員が不満だった。私もその中の一人で、もう少し自制するべきだった」

「私は普段はもっとましな人間で、使ってしまった言葉については謝罪する。あれは許されないことであり、これからは違う方法で自分を表現していくつもりだ」

 レッドローズ(Red Rose、イングランド代表の愛称)は、ジョーンズHCの下でのテストマッチでは21戦中20勝を記録しており、唯一の黒星は今年3月にアイルランドに敗れて全勝優勝でのシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2017)連覇を逃した試合となっている。(c)AFP