【11月13日 CNS】国家郵政局によると、今年の11月11日「独身の日」(双11)にインターネットショッピングサイトで注文された商品は、この日だけで8億5000個に上り、前年の「双11」と比べて29.4%増加した。これに対し、同日中に配達された荷物は3億3100個(前年同期比31.5%増)だった。

 今年は、「双11」のEコマース商戦が始まって9年目で、郵政局が郵政管理システムによる繁忙期対策を始めてから8年目。「双11」の前後には、中国の郵政全体で約300万人が増員された。荷さばき用に3000万平方メートルのスペースと9万両の運搬車輌、90台以上の貨物機を投入し、処理能力を普段の3~5割増に増強したという。

 また、ビッグデータ分析ツールを利用し、データ予測、運搬量の監視・測定、評価・分析をリアルタイムで実施。特に注文が集中する企業や、混雑しているルートなどを計算の上に基づいて、警告するなどして調整を行った。

 国家郵政局の担当者は、「郵政局だけでなく他の企業とも連携し、繁忙期の運送を保証することができるようになってきてはいるが、普段の2倍以上の業務量によるプレッシャーはやはり容易ではない。特に末端の配達員が疲弊しており、サービスの質が落ちる可能性もある。この点は消費者にも理解してもらいたい」と話した。(c)CNS/JCM/AFPBB News