【11月13日 AFP】男子テニスの錦織圭(Kei Nishikori)が、年末年始に開催されるブリスベン国際(Brisbane International 2018)で、ミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)らとともに実戦復帰する見込みとなったことが13日、大会主催者によって明らかにされた。錦織は前回大会で準優勝し、ラオニッチは過去に優勝経験がある。

 現在世界ランキング22位の錦織は、出場すればこれが通算8回目のブリスベン国際となり、前回は決勝でグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)に敗れている。錦織は今回の目標はもう一つ上を目指すことだと話し、「決勝に勝ち進めたらと思いますが、目標は優勝することです。新シーズン初戦なので、素晴らしい大会にしたいです」と語った。

 一方、2016年にロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破って優勝しているラオニッチは、最高で世界ランク3位まで上がったが、現在は24位となっている。こちらは出場すれば4回目となる。ラオニッチは「全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)、そしてオーストラリア転戦に向けた準備の点で理想的な大会です。世界最高の選手たちとのプレーは、最高のシーズンのスタートになるはずです」とコメントした。

 全豪オープンの前哨戦となるブリスベン国際は、今年の12月31日に開幕。今回は世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)、ニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)、そして前回王者のディミトロフらに錦織とラオニッチを含めた、豪華な面々がエントリーしている。(c)AFP