【11月13日 AFP】17F1第19戦ブラジルGP(Brazilian Grand Prix 2017)は12日、決勝が行われ、ウィリアムズ(Williams)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)は戦うドライビングで7位フィニッシュを果たし、インテルラゴス・サーキット(Interlagos Circuit)の地元ファンに感謝を伝えた。

 昨季、引退を表明しながらもバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)のメルセデスAMG(Mercedes AMG)移籍により現役を続行することになったマッサは、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)との争いを制し、7位の座を守った。

 今季限りで引退するブラジルのヒーローは、レース後に家族や友人に囲まれると、表彰台の上で同郷の盟友ルーベンス・バリチェロ(Rubens Barrichello)氏からのインタビューを受け、別れの言葉を口にした。マッサにとってバリチェロ氏はF1界での良き相談相手で、バリチェロ氏の後任としてマッサはフェラーリ(Ferrari)に加入した。

「とても感情を表現しがたい。レースを終えたときはとても感傷的だった。僕にとっては難しいレースだった。これまで多く手にしてきた勝利を挙げたレースのようにね。終始完璧なレースで、スピードを出しながらもタイヤもマシン周りもすべてうまく使えた。きょうは、まるで勝ったようだった」

 フィニッシュ後のスローダウン中にコックピットで旗を振ったマッサは、無線で息子のフェリピーニョ(Felipinho Massa)君からのメッセージを受け取った。

「レースを終えられて感謝している。この素晴らしいレースを終えて、みなさんの気持ちを感じている。昨年も皆さんからは愛やその思いを受けたが、自分の望む形でレースを終えられなかった。きょうのレースは思ったような形で終えられた」 (c)AFP