【11月13日 AFP】サッカーブラジル代表で今季からフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に移籍したネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が、日本代表と対戦した10日の親善試合後に涙を流したことについて、クラブでチームメートのキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)は、ネイマールも「同じ人間」だと訴えている。

 スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)から史上最高額の移籍金2億2200万ユーロ(約288億円)で加入して以来、PSGで波紋を呼んでいるネイマールは、ブラジルが3-1で勝利した日本戦終了後の会見で涙を流しながら、所属クラブでウナイ・エメリ(Unai Emery)監督やエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)との関係が冷え切っているという「作り話」はやめてほしいとメディアに呼びかけた。そしてこの問題に「傷ついている」と話し、PSGに加入できて「本当に幸せ」だと続けた。

 エムバペはネイマール、カヴァーニとともに3トップを形成し、開幕から容赦ない破壊力を発揮すると、3人の合計得点はリーグ戦12試合で24ゴールに上る。ネイマールが普通の人間と同じように批判を気にしていると明かしたエムバペは、仏テレビ局TF1に対して「ほかの人と同じ人間だっていう良い証拠だよ。彼にも二本の腕と二本の脚、そして心がある。だから批判を浴びれば影響を受ける」と話した。

「外の人間は決まり切ったイメージを持っていて、批判なんか気にしないと思っているけれど、内側に入って本当の彼を見れば、普通の人間だということがわかる。ピッチの中ではものすごく強い選手だから、外でも同じように強く思えるけれど、ピッチを離れれば普通の男なんだ」 (c)AFP