【11月13日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選は12日、プレーオフ第2戦が行われ、スイスは北アイルランドと0-0で引き分け、2戦合計スコア1-0で本大会出場を決めた。

 前半にあった数多くの好機をふいにし、北アイルランドにとどめを刺すことはできなかったスイスだが、第1戦でリカルド・ロドリゲス(Ricardo Rodriguez)が決めた物議を醸すPKが決定打となり、4大会連続のW杯出場が確定した。対する北アイルランドは、1986年のメキシコ大会以来の本大会出場はならなかった。

 スイスの守護神ヤン・ゾマー(Yann Sommer)は公共放送局RTSで「非常に厳しく、大きなプレッシャーがあった。誰もがほとんど決まったと言っていたが、こういうチームとの試合は戦いだ。目標を達成できてとてもうれしい。ただ、あまり効率は良くなかったし、もっと簡単に決められたはずだった」とコメントした。

 敗れた北アイルランドのマイケル・オニール(Michael O'Neill)監督は、スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対して「残念ながら、第1戦のひどい判定のせいで敗退した」と述べた。第1戦では、ボールがコリー・エヴァンズ(Corry Evans)の肩に当たったように見えた場面がハンドと判定され、ロドリゲスに決勝のPKを許した。

「今夜のわれわれの試合内容と反発力はみごとだった。相手を上回っていた。運にめぐまれなかった場面も何度かあったが、最後まで全力で戦った。選手は意気消沈しているが、私は彼らをこの上なく誇りに思う」 (c)AFP