【11月12日 AFP】ラグビーテストマッチは11日、各地で行われ、ニュージーランドは通算2000トライ目を挙げるなど38-18でフランスに勝利した。

 オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)は前半にフランスを圧倒したものの、後半は追い上げに遭い、得点差は20点にとどまった。

 ライアン・クロッティー(Ryan Crotty)がニュージーランドの国際試合通算2000トライ目を決めた。オールブラックスは、さらにデイン・コールズ(Dane Coles)、ワイサケ・ナホロ(Waisake Naholo)、サム・ケイン(Sam Cane)もトライを決め、31-5とリードして前半を終えた。

 フランスは後半、2年ぶりの代表復帰となったテディ・トマ(Teddy Thomas)のトライとペナルティートライで点差を詰めたが、最終盤にナホロがこの日2本目のトライを決めた。

 ニュージーランドのボーデン・バレット(Beauden Barrett)は6本すべてのキックを蹴り込み、13点を挙げている。

 イングランドは、ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)で同組のアルゼンチンをトゥイッケナム・スタジアム(Twickenham Stadium)に迎えたが、21-8と納得はできない形の勝利で11月のテストマッチ初戦を飾った。

 ミスが目立った試合では、ネイサン・ヒューズ(Nathan Hughes)のテストマッチ初トライとフィジー出身のセメサ・ロコドゥグーニ(Semesa Rokoduguni)のトライでイングランドが得点を重ねると、アルゼンチンは終盤にニコラス・サンチェス(Nicolas Sanchez)がトライを決めた。

 一方、アイルランドは、ホームのアビバ・スタジアム(Aviva Stadium)で38-3と南アフリカ戦では過去最大となる勝利を手にした。

 アイルランド終盤の10分間に3トライを挙げるなど計4トライを決め、スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)は5試合勝ち星から見放されている。

 経験の浅いアンドリュー・コンウェイ(Andrew Conway)、南アフリカ出身のロブ・ハーリング(Rob Herring)、ジェイコブ・ストックデール(Jacob Stockdale)がそれぞれトライを挙げたことは、アイルランドのジョー・シュミット(Joe Schmidt)ヘッドコーチ(HC)を喜ばせた。またリース・ルドック(Rhys Ruddock)も1トライを記録している。

 また、オーストラリアは敵地で29-21とウェールズとの熱戦を制し、直接対決での連勝記録を13に伸ばした。

 ワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)では、タタフ・ポロタ・ナウ(Tatafu Polota-Nau)、アダム・コールマン(Adam Coleman)、マイケル・フーパー(Michael Hooper)、カートリー・ビール(Kurtley Beale)がそれぞれトライを決めると、バーナード・フォーリー(Bernard Foley)が3本のコンバージョン、リース・ホッジ(Reece Hodge)が長距離のペナルティーを蹴り込んだ。

 ウェールズではステファン・エバンス(Steffan Evans)と途中出場のハラム・アモス(Hallam Amos)がトライを決め、リー・ハーフペニー(Leigh Halfpenny)がキックで11点を挙げている。(c)AFP