【11月10日 AFP】インド南部ハイデラバード(Hyderabad)は、今月末同市で開かれる国際会議に先立ち、公共の場での物乞いを禁止した。警察が10日、発表した。

 3日間の日程で開かれるこの「グローバル・アントレプレナーシップ・サミット(Global Entrepreneurship Summit)」には、ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相や、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の長女、イヴァンカ・トランプ(Ivanka Trump)大統領補佐官も出席する予定。

 地元警察のトップが今週、物乞いは迷惑行為に当たる上、「自由な往来の妨害や車両交通および歩行者への危険」を招くとして、物乞いを路上から一掃するよう指示したとされる。

 ある警察幹部は10日、匿名を条件に取材に応じ、この指示は市が行っている「物乞いを取り締まる定期的な取り組み」の一環であり、イヴァンカ氏の訪問と結び付けて考えるべきではないと語った。

 また同幹部によると、物乞いをする人々が「普通の生活を送る」ことができるようになるまで、一時的な収容施設を市が設置したという。

 物乞いは来年1月7日まで禁止され、違反者には拘留または罰金刑が科される。(c)AFP