【11月11日 AFP】サッカー国際親善試合は10日、フランスのリール(Lille)で行われ、日本はブラジルに1-3で敗れた。

 ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)がPKから1得点しながらも、もう1本のPKをミスしたブラジルだったが、日本を圧倒して来年の2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)を控える中で、チームの決意の固さをみせた。

 前半10分、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)との協議から、吉田麻也(Maya Yoshida)のファウルと判定が下されたPKを蹴り込んだネイマールだったが、そのすぐ後に訪れた2本目のチャンスは、GK川島永嗣(Eiji Kawashima)に防がれた。

 それでも、その直後のCKで井手口陽介(Yosuke Ideguchi)がクリアミスを犯すと、そのこぼれ球を拾ったマルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)が右足で強烈なミドルシュートを突き刺して追加点を挙げたブラジルは、さらにカウンターアタックからガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)が3点目を決めた。

 後半17分にCKから槙野智章(Tomoaki Makino)が1点を返した日本だが、ブラジルとの通算の対戦成績は12戦で10敗2分けとなった。

 ネイマールは試合後、「代表チームの状態、そしてチッチ(Adenor Leonardo Bacchi aka Tite)監督にとても満足している。監督といることで自信を感じられるし、彼のことを信じている。試合に向けてしっかり準備しているし、もっと良くなれると思う。W杯に向けて成長を続けていきたい」と語った。

 一方、日本のヴァイッド・ハリルホジッチ(Vahid Halilhodzic)監督は、チームの悲惨な立ち上がりを嘆いた。

「前半、選手の頭の中で何が起こっていたのか分からない。PKはビデオ判定だったが、もしかしたらあれがチームが崩れたのかもしれない」

「前半は残念だっが、後半は少しだが満足はできた。改善が必要な点は大いにある。この試合から多くの答えを出していくつもりだ」 (c)AFP