【11月11日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選プレーオフ第1戦は10日、スウェーデンのストックホルムで行われ、スウェーデンが4度の優勝を誇るイタリアを1-0で下し、貴重な白星を手にした。

 気合いのぶつかり合った試合でスウェーデンは後半16分、途中出場のヤコブ・ヨハンソン(Jakob Johansson)のシュートが相手DFに当たったのも手伝ってゴールを捉えた。ヨハンソンは、この得点が代表初ゴールとなった。

 60年ぶり2度目の本大会進出を逃す事態を避けたいイタリアは、13日にミラノのサン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)で行われる第2戦で反撃が必要になった。イタリアが前回W杯を逃したのは1958年のスウェーデン大会となっており、ロシア大会を逃せば同国史上2度目の予選敗退となる。

 しかしながら、ジャンピエロ・ヴェントゥーラ(Giampiero Ventura)監督率いるイタリアは欧州予選のグループリーグでは、アウェーでスペインに0-3、ホームでマケドニアに1-1という結果に終わっており、すでにプレッシャーの中にいる。

 欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)の後、アントニオ・コンテ(Antonio Conte)前監督の後任に就いたヴェントゥーラ監督は「もっとできたはずだった。それでもまだ90分残っている。厳しい肉弾戦だった。こちらが先に点を取っていれば、違う結果になっていたかもしれない」とコメントしている。

 一方で勝利したスウェーデンは、2006年のドイツ大会以来となる本大会出場へ大きなチャンスを手にしている。(c)AFP