【11月10日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選プレーオフ第1戦が9日、各地で行われ、スイスに0-1で敗れた北アイルランドのマイケル・オニール(Michael O'Neill)監督は、試合を決定づけたPKの判定について「がくぜんとしている」と語った。 

 雨が降りしきる中で行われたベルファスト(Belfast)での一戦は後半11分、スイスのシェルダン・シャキリ(Xherdan Shaqiri)が放ったボレーシュートを北アイルランドのコリー・エヴァンズ(Corry Evans)がペナルティーエリア内でブロックすると、主審はPKの判定を下した。

 ボールはよけようとしたエヴァンズの肩に当たったようにみえたが、スイスはリカルド・ロドリゲス(Ricardo Rodriguez)がこのチャンスを落ち着いてGKマイケル・マクガバン(Michael McGovern)の反対側に蹴り込み、敵地で先勝することに成功した。

 12日にバーゼル(Basel)で行われる第2戦では勝利が絶対条件となるオニール監督は試合後、「主審の視線には誰も入っていなかった」「コリーの腕は不自然な場所にあったわけでもなく、体の近くにあった。そして何より、ボールは彼の背中側に当たったんだ。主審はファウルかオフサイドで笛を吹いたのかと思った」と語った。

「判定にはがくぜんとしているし、イエローカードを受けたことにも驚いている。ただ、われわれに今できることはない。ロッカールームでは怒りが渦巻いているし、彼らは起きてしまったことについて悲しんでいる」 (c)AFP