【11月10日 AFP】ボクシング元ヘビー級世界王者のマイク・タイソン(Mike Tyson)氏が、犯罪歴を理由にチリへの入国を拒否されたことが9日、明らかになった。

「自身の出生国において、好ましくない経歴や有罪判決を受けた過去を持ついかなる外国人の入国を禁じる」権限を持つ首都サンティアゴにあるアルトゥロ・メリノ・ベニテス(Arturo Merino Benitez)国際空港の警察は、51歳のタイソン氏が係員に連行されて機内に「再搭乗」する写真をツイッター(Twitter)に投稿し、同氏が「入国管理法に適合していない」ため国外退去となったことを明かした。

 チリへの渡航目的は現地テレビ番組の招待で宣伝キャンペーンに参加するためだったというタイソン氏は、1992年に米インディアナ(Indiana)州インディアナポリス(Indianapolis)のホテルで、ショーの出演者である10代の少女に性的暴行を加えたとして、禁錮6年の刑を言い渡されたものの、3年間の服役生活を経て仮釈放された。(c)AFP