【11月11日 東方新報】中国・天津市(Tianjin)にある南開大学(Nankai University)が10月27日、夫婦用宿舎を設けたと発表した。大学によると、既婚学生のために夫婦であれば男女同じ宿舎で生活ができるようになるという。入居できるのは、夫婦ともに南開大学に在籍する学生でなければならない。

 これに対しインターネット上では、多くの人が大学の温かい気遣いを賞賛する一方、「大学はホテルじゃない、一部の学生の需要に合わせる必要はない」といった意見や、貧乏学生や病気の学生だってたくさんいるのだからこういったニュースは出さない方がいい、という意見もあった。

「夫妻用宿舍」を利用するかどうかは、学生自身の選択に委ねられている。大学は「決して学生結婚を奨励しているわけではない」とした上で、結婚している男女が同居できないのは現実的ではないとの考えに基づいて今回の調整に至ったと説明している。

 インターネット上の、「学生が結婚を考えるべきではない」などといった意見は、いささか考えすぎではないかと思われる。結婚に関しては、法律で結婚が認められる男女2人の意思で決まるものであり、完全に「個人の問題」であり、他人が入り込む余地はない。インターネット上で人生の先輩ぶってあれこれ意見するのは、そもそも大きなお世話である。

 大学は当然、健全で高尚でなければならないが、だからこそ1人1人を尊重しなければならない。大学のこうした努力は、すべて未来ある若い人たちのためにされていることである。(c)東方新報/AFPBB News