【11月9日 AFP】(更新)ベトナムで行われるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて持ち上がっていたドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領とロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領との会談について、米ロ両国が開催の合意に達していないことが分かった。

 プーチン大統領の側近であるユーリ・ウシャコフ(Yuri Ushakov)大統領府補佐官は国営タス通信(TASS)に対し、会談は「11月10日に行われる」と述べた上で、時間については「調整中」だとしていた。

 しかし、中国を訪問中のトランプ氏に同行しているレックス・ティラーソン(Rex Tillerson)米国務長官は、米ロ首脳会談を行うかどうかは決まっていないと明かした。

 ティラーソン氏は米ロ首脳会談の開催について「合意はない。公式の二国間首脳会議については確実に合意はない」とした上で、「問題はわれわれが(話し合いで)十分な実質を持てるかどうかだ」と述べた。

 ただ、一方でシリアおよびウクライナ情勢についての議論に触れながら、「われわれが会談を行うのであれば、確実に意義あるものにしたい」と語った。(c)AFP