【11月8日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP)に参戦するモビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)が7日、自身の去就に関しては来年に決断を下すとしながらも、40歳を超えても競技を続けたいとの意向を示した。

 来年2月に39歳の誕生日を迎えるロッシは、伊スカイ(Sky Italia)に対して「去就は来シーズン中に決める」「もし数レースを終えた時点で戦えると分かったら、長く続けていきたいと思う」と語った。

 WGPで9度の世界タイトルを獲得しているロッシは今年9月、脛骨(けいこつ)と腓骨を骨折する大けがをしたが、その3週間後には新たな活力とモチベーションを蓄えて競技に復帰している。

 2002年と2003年に連覇を果たしたスペインGPの決勝を11日に控えるロッシは「最後の週末レースへ向け、集中して心を整えながら準備している」「重要な一戦だ。最終戦へ向けてかなりいい感触でバレンシアに到着しているし、脚も良くなった。体調は万全に感じる」と付け加えた。

 総合順位で4位につけるロッシは、すでに年間王者争いからは脱落しており、今週末のレースではレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)が直近5シーズンで4度目のタイトル獲得を目指す。(c)AFP