【11月8日 AFP】米メジャーリーグサッカー(Major League SoccerMLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)に所属し、北米の主要スポーツの選手で初めて同性愛を公表した元米国代表DFのロビー・ロジャース(Robbie Rogers)が、30歳での現役引退を表明した。

 ロジャースはギャラクシーを通じて出した声明で、イングランド、オランダ、そしてMLSで11シーズンを過ごしたプロキャリアに幕を下ろすことを発表した。ロジャースは5月に足首の大けがでシーズン絶望となり、神経を損傷して手術を要していた。

 ロジャーズは「サッカーという競技からの引退を発表するにあたって、複雑な感情を抱いている。サッカーを通じて、私はプロとしても、人間としても人生最高の経験ができたし、その間助けてくれた監督、チームの仲間、スタッフ、ファンといった数多くの人々には、一生の借りができた」と話した。

「このスポーツと、それを取り巻くサッカーコミュニティーとの深いつながりはこれからも続く。私は自分が人として、また選手として成し遂げてきたことを心から誇りに思いながらピッチを去る。これからの人生を楽しみにしている」

 ロジャースはMLSではコロンバス・クルー(Columbus Crew、07~11年)とギャラクシー(13-17年)に所属。184試合に出場(先発は160試合)し、15得点24アシストを記録した。

 2008年と2014年にはリーグ優勝に当たるMLSカップ(MLS Cup)を獲得し、2008年と2009年にはレギュラーシーズン最高位のチームに贈られるサポーターズシールド(MLS Supporters Shield)を獲得した。また米国代表としても、ロジャースは18試合に出場した。(c)AFP