【11月7日 CNS】巨大なコンテナが素早くクレーンにつるされ、車両が絶え間なく動く。多忙な港にもかかわらず、人の気配が感じられない。中国・上海(Shanghai)洋山深水港(Yangshan Deep-Water Port)に来月12月開港予定の、自動化による無人埠頭だ。

 世界最大級の洋山深水港・無人埠頭の地下には6万1199本のマグネットピンが埋め込まれており、無人搬送車(Automated Guided VehicleAGV)がマグネットピンを感知し自らの位置を把握する仕組みだ。

 現在は最終調整に入っており、正式な運用が始まれば、船舶が港へ接岸する際に排出する汚染物質を95%削減できる見通し。世界トップクラスのオートメーション化された港になるだろう。(c)CNS/JCM/AFPBB News