【11月6日 AFP】韓国政府は6日、北朝鮮に対する新たな独自制裁を明らかにした。文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-In)政権発足以降初めてのことで、ドナルド・トランプ米大統領の訪韓を翌日に控えての発表となった。

 韓国政府が公式サイトで発表した声明によると、制裁対象となったのは中国、ロシア、リビアを拠点に活動し、北朝鮮の核やミサイル開発につながりがあるとされる同国の銀行員ら18人。

「これらの個人は国外で活動し、北朝鮮の銀行を代表し、大量破壊兵器の開発に必要な資金調達に関与している」と外務省は述べた。

 対象となった18人は、米政府の制裁リストにも含まれている。

 今後は韓国の企業や個人がこれらの人物と取引することは違法となる。韓国と北朝鮮はすでに経済交流が中断されていることから、今回の制裁は象徴的な措置とみられるが、北朝鮮の反発が予想される。(c)AFP