【11月6日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは5日、第11節の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は1-0でクリスタルパレス(Crystal Palace)に勝利。マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は試合後、後半途中でベンチに退いたハリー・ケイン(Harry Kane)について言及し、イングランド代表の親善試合に同選手は出場可能との見解を示した。

 本拠地ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で、前半に治療を受けていたエースストライカーのケインは、後半32分に交代でピッチを後にしていた。ポチェッティーノ監督はこの交代について「ケインを代えたのは、彼を守るためだった」と話した。

「欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)でレアル・マドリード(Real Madrid)との気持ちの入った試合のあとだったので、リスクを回避する方がいいと考えた。彼は大丈夫だし、代表チームにも合流するだろう」

 ポチェッティーノ監督はまた、ハムストリングの負傷でブラジル代表、ドイツ代表との親善試合を控えたイングランド代表から外れたデレ・アリ(Dele Alli)の状態について、代表戦中断明け後のアーセナル(Arsenal)戦までには回復するだろうと話し、足首を負傷したハリー・ウィンクス(Harry Winks)については、すぐに代表チームを離脱することはせず、経過を観察していくと明かしている。

「ウィンクスは前半終了時に足首をひねったようだ。少し痛がっているが、われわれの医療チームと代表チームの医療スタッフで状況を見守らなければならない。彼は代表チームに選出されてとても興奮していたが、現在は医療スタッフの診断に委ねられている」

「デレは前節のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦終了後からハムストリングに違和感があった。レアルとの試合ではフル出場したが、現在はリスクを負ってプレーする必要はないので、アーセナル戦に向けて準備が整うことを願っている」

 トッテナムは孫興民(Heung Min Son、ソン・フンミン)の決勝点で勝利を収めたものの、クリスタルパレスの守備を攻略するのに苦戦を強いられ、後半20分まで試合の均衡を打破できずにいた。ポチェッティーノ監督は「とても難しかった」と認め、「レアルと対戦したあとの次の試合が大きな試練になることはわかっていた。最終的にはとても満足しているし、チームはプロフェッショナルだった」と語った。

「われわれがボールを保持し、試合の主導権を握っていたが、相手にいくつかチャンスを作られてしまった。勝利には運が必要だし、良いパフォーマンスだったと思う」(c)AFP/Ian BAKER