【11月5日 AFP】男子ゴルフの元世界ランク1位で、11月末に復帰予定のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が、現在は腰に痛みはないと実戦復帰へ順調な経過をうかがわせつつ、長距離コースを避けるにはボールを変える必要もあるのではと持論を口にした。

 ウッズは「ホールディング・コート(Holding Court)」というポッドキャストに出演し、女子バスケットボールの指導者で、米国代表を五輪の連続金メダルや世界選手権連覇に導いたジェノ・オーリエマ(Geno Auriemma)氏のインタビューを受けた。

 その中でウッズは「ボールについて手を打つ必要がある。飛びすぎているように感じるんだ。大会を開催しようとすれば、7400から7800ヤードのコースを作らなければならない。技術の進化に合わせてゴルフがこのまま進歩していけば、コースが8000ヤードになる日もそう遠くないと思う。それはかなり怖いことだ。それだけのコースを設計できる土地はないからね」と語った。

 メジャー通算14勝を誇るウッズも、近年は腰と脚の負傷に悩まされ、今季も2月のドバイ・デザート・クラシック(Omega Dubai Desert Classic 2017)を途中棄権した後、4月に脊椎固定の手術を受けて実戦から遠ざかっていたが、月末に開催されるヒーロー・ワールドチャレンジ(2018 Hero World Challenge)で復帰を予定している。この大会はウッズの慈善団体が主催者で、昨年も同選手の復帰戦となっていた。

 自身の状態についてウッズは「感触はかなり良い。腰は痛まないし、脚の状態も戻り始めている。ゴルフのための全体的なフィットネスも上がり始めている」と話した。

「脊椎を固定したのは初めてで、今までとは違う感覚だ。少し締まった感じがする。これから緩むかもしれないし、ずっとこの状態が続くのかはわからないけど、今は痛みはない」 (c)AFP