【11月4日 AFP】競馬のブリーダーズカップ・ワールド・チャンピオンシップ(Breeders' Cup World Throughbred Championships 2017)は3日、米カリフォルニア(California)州のデルマー競馬場(Del Mar Racetrack)で開幕し、ダートマイル(ダート1600メートル)はフラビアン・プラ(Flavien Prat)騎手騎乗のバトルオブミッドウェー(Battle Of Midway)が優勝した。

 ジェリー・ホーレンドーファー(Jerry Hollendorfer)氏が調教するバトルオブミッドウェーは、最後の直線でシャープアステカ(Sharp Azteca)とのたたき合いを制し、最後は半馬身差で振り切った。

 3着にはオーサムスルー(Awesome Slew)が入り、1番人気だったモースピリット(Mor Spirit)は8着に終わった。

 一方、ディスタフ(ダート1800メートル)ではジョン・ベラスケス(John Velazquez)騎手騎乗のフォーエバーアンブライドルド(Forever Unbridled)が優勝した。

 サンタアニタパーク競馬場(Santa Anita Park Racetrack)で開催された去年の大会で3着に終わっていたフォーエバーアンブライドルドは、序盤から6番手の位置をキープしながら徐々に外側から順位を上げていくと、直線に入ると先頭に立ち、そのままレースを制した。

 ジョエル・ロサリオ(Joel Rosario)騎手からの乗り替わりとなったベラスケス騎手は、「直線が短いことを知っていたので、先頭に立てば(フィニッシュまで)それほど遠くないと確信していた。だから最後のコーナーまで脚を温存し、仕掛けるとすぐにリードを奪うことができた」とコメントしている。

 第142回ケンタッキーオークス(142nd Kentucky Oaks、3歳、ダート約1800メートル)女王のアベルタスマン(Abel Tasman)は、追い上げ届かず2着に終わったものの、ボブ・バファート(Bob Baffert)調教師は同馬の走りは完璧だったとの見解を示し、「彼女は優秀な馬に敗れただけだ」と語った。

 3着には2番人気のパラダイスウッズ(Paradise Woods)、4着には1番人気だったエレイト(Elate)が入った。(c)AFP