【11月2日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のダルビッシュ有(Yu Darvish)は1日、ワールドシリーズ第7戦で再び役目を果たすことができず、チームはヒューストン・アストロズ(Houston Astros)にタイトルを奪われた。

 先月27日に行われた第3戦で打ち込まれ、2回を持たずに降板していたダルビッシュは、またも試合序盤に猛打を浴び、悪夢のようなワールドシリーズを悲惨な形で終えた。

 ドジャースのデーブ・ロバーツ(Dave Roberts)監督は、再びアストロズ打線に捕まったダルビッシュを、1回3分の2で諦めた。アストロズはダルビッシュから全得点を挙げ、5-1とドジャースを下した。

 試合後にダルビッシュは通訳を介して、「(悔しさが)しばらく自分の中に残るでしょう。これをしっかり糧にしていきたい」とコメントした。

 7月にテキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)からトレード移籍してきたダルビッシュは、ドジャースにやってきて再び野球の情熱を取り戻したと明かした。

「この3年くらいは野球への情熱がだんだん落ちてきてしまっていた。でも、ここに来てまたそれを取り戻せました。ワールドシリーズでまた投げたい。またやり返したい。ドジャースでやりたい」

 ロバーツ監督は、ワールドシリーズの2試合でのダルビッシュの不振の説明に苦慮した。

「彼は良いボールを投げるんだと思っていた。準備ができていたのも知っている。きょうの結果については説明できない。できないよ」としたロバーツ監督は、他の先発投手も選ぶことができてのではないかという質問を否定した。

「ユウは獲得してから常に先発3本柱の一人だった。ヒューストン(Houston)では良くなかった。結果論でとやかく言われることもある。しかし、われわれはユウが先発することを良しとしていたんだ」 (c)AFP