【11月2日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は1日、グループH第4節が各地で行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)はホームでアポエル・ニコシア(APOEL Nicosia)と1-1で引き分け、決勝トーナメント進出は絶望的となった。

 序盤に幾つか決定機を作り出したドルトムントは、香川真司(Shinji Kagawa)の素晴らしいボールタッチからラファエル・ゲレイロ(Raphael Guerreiro)が先制点を挙げたが、その後のチャンスをものにすることができず、後半にベナン代表のミカエル・ポテ(Mickael Pote)に同点とされ、不満の残る結果となった。

 試合後ファンからブーイングを浴びせられたドルトムントのピーター・ボス(Peter Bosz)監督は、「落胆は理解できる。ああいった相手には勝たなければならない。非常に難しい状況であり、勝利を必要としている。われわれは一つにまとまって突破口を見いださなければならない」とコメントしている。

 4節を終えていまだ勝利のないドルトムントが決勝トーナメントに進むためには、次節でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に勝利し、レアル・マドリード(Real Madrid)がアポエルから勝ち点を取りこぼさなければならない。

 グループ4位のアポエルと勝ち点2で並ぶ3位のドルトムントは、レアルに5ポイント差をつけられている。なお、今節レアルを3-1で下したトッテナムは16強入りを決めている。

 今節までの公式戦5試合でドルトムントは、ドイツカップ(German Cup 2017-18)で3部の1.FCマクデブルク(1.FC Magdeburg)からしか勝利を収められておらず、ボス監督はアポエル戦は必ず勝利しなければならないと話していた。

 ドルトムントの主将マルセル・シュメルツァー(Marcel Schmelzer)は、「われわれは悪循環に陥っている。前半に2点目を奪えれば良かった。ここを乗り越えるために一致団結しなければならない」と語った。

 この日もディフェンスが不用意だったドルトムントは、オフェンスも迫力を欠き、エースのピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)は公式戦出場4試合ノーゴールとなった。

 ドルトムントは4日にリーグ戦で王者バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との対戦を控えているが、結果、内容ともにボス監督が望んだ形にはならなかった。(c)AFP