【11月2日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は1日、グループF第4節が各地で行われ、セルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)がクラブの歴代最多得点記録を更新するなど、マンチェスター・シティ(Manchester City)がナポリ(SSC Napoli)を4-2で下し、決勝トーナメント進出を果たした。

 29歳のアグエロは後半24分にチーム3点目を記録し、エリック・ブルック(Eric Brook)氏が1930年代に樹立した177得点のクラブ歴代最多得点記録を塗り替えた。

 イングランド・プレミアリーグで首位に立つシティは、今節で5季連続の16強入りを決めるためには勝ち点1が必要とされていたが、4連勝で2節を残しグループステージ突破を決めた。

 また、今節シャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)がフェイエノールト(Feyenoord)に3-1で勝利したため、シャフタールに6ポイント差をつけられている3位ナポリのグループステージ敗退が濃厚となっている。

 シティはイタリア・セリエAで首位に立つナポリの本拠地サン・パオロ(San Paolo)で序盤の劣勢をひっくり返した。

 前半21分にロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)に先制点を許したシティは、35分にニコラス・オタメンディ(Nicolas Otamendi)のゴールで同点とし1-1で前半を折り返す。

 後半3分にジョン・ストーンズ(John Stones)の得点で勝ち越したシティは、17分にジョルジーニョ(Jorge Luiz Frello Filho 'Jorginho’)にPKを決められて追いつかれたが、その7分後にリロイ・ザネ(Leroy Sane)の突破から最後はアグエロがゴールネットを揺らすと、ロスタイムにはラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)が4点目を奪った。

 試合後、シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「ベスト16に入れたことにとても満足している。今夜は素晴らしい勝利だった」とコメントしている。

「最初の20分間は圧倒され、特に(前半途中に負傷退場した)ファウジ・グラム(Faouzi Ghoulam)にやられた。彼の回復を祈っている。われわれは苦しめられたが、選手は個性を発揮してくれた」

「悪い時間帯にチームがどう対処するかがポイントになるが、選手はうまく対応した。観客の一人として見てサッカーのレベルは素晴らしく、感嘆することしかできない」 (c)AFP