【10月31日 AFP】仏パリ(Paris)にある映画の総合施設「シネマテーク・フランセーズ(Cinematheque Francaise)」で30日、ロマン・ポランスキー(Roman Polanski)監督の特集上映が組まれたことで抗議デモが発生し、上半身裸の女性2人が同施設に押し入った。

 ポランスキー監督は、当時13歳だったサマンサ・ゲイマー(Samantha Geimer)さんに薬物を勧めた上で性的暴行に及んだとされる1977年の事件に関連して米当局が身柄の引き渡しを求めているが、裁判にかけられる前に米国外へと渡航。その後2009年にスイスで身柄を拘束され、1年間の自宅軟禁処分とされたが、スイス当局は米側が求めた身柄の引き渡しを拒否して釈放した。ゲイマーさんは後に、ポランスキー氏をすでに許したと語っている。(c)AFP