【11月2日 CNS】世界の多くの国が今後、ガソリン車を販売しない方針を明らかにしているが、中国もその動きに合わせていくだろう。多くの自動車メーカーは情報に素早く反応し、次々とエネルギー車の生産に力を入れ始めており、すでにガソリン車の販売を停止することを表明している企業もある。

 中国国内最大の自動車メーカーの長安汽車(Changan Automobile)は10月19日、2025年までにすべてのガソリン車の販売を停止すると発表した。中国メーカーとしては初めて、明確にガソリン車の販売を停止すると表明した企業だ。

 これより前、中国工業情報化部(MIIT)の辛国斌(Xin Guobin)副部長は、「一部の国では、伝統的なエネルギー車の生産を停止するのが時流になっている。現在、関連する研究を始めており、関連部門が我が国のスケジュールを作っていくだろう」と言及している。

 ガソリン車の完全な販売停止に関して、中国は時間的に今のところ定かではないが、多くの国では2025〜40年に集中するのではないかと言われている。オランダは25年、ドイツは30年以後、フランスでは40年前までにガソリン車やディーゼル車の販売を停止する見込みだ。では、中国のガソリン車の生産や販売の最終的なリミットは何時になるのだろうか?新エネルギー車は完全にガソリン車に取って代わることができるのだろうか?