【10月30日 AFP】17NFLは29日、第8週の試合が行われ、王者ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)は相手のミスにつけ込み、21-13でロサンゼルス・チャージャーズ(Los Angeles Chargers)を下して4連勝を飾った。

 今季の成績を6勝2敗としたペイトリオッツでは、QBトム・ブレイディ(Tom Brady)が1本のタッチダウンパスを通して333ヤードを獲得すると、スティーヴン・ゴストコフスキー(Stephen Gostkowski)が4本のフィールドゴールを蹴り込んだ。

 ロブ・グロンコウスキー(Rob Gronkowski)に2ヤードのタッチダウンパスを通したブレイディが300ヤード以上を獲得したのはこれが通算81回目。今季はすでに5回の300ヤード越えを記録しており、これは昨季と同じ数となっている。

 ブレイディは試合後、「勝てて嬉しい。それが一番大事なことだ。開幕戦で負けて、今は6勝2敗。精神的なきつさはかなりあった。これを続けていきたい。自分たちにとって一番大事な試合はこの先にあるから、しっかりとプレーしていかなければならない」とコメントした。

 今季、サンディエゴ(San Diego)からロサンゼルス(Los Angeles)に移転してきたチャージャーズは、開幕4連敗を喫したものの、ここ3試合で連勝を飾っていた。

 しかし、第51回スーパーボウル(Super Bowl LI)を制したペイトリオッツから金星を挙げる希望は、度重なるミスで消え去った。

 最悪のミスは、リターンを狙ったトラビス・ベンジャミン(Travis Benjamin)が、サイドライン際の自陣8ヤードでライアン・アレン(Ryan Allen)のパントキックをキャッチしたときだった。ベンジャミンは逆方向に走り始めると、ゴールラインでボールをファンブル。それをエンドゾーン内でリカバーしたことでセーフティーとなり、ペイトリオッツが9-7とリードを奪った。パントリターンからセーフティーが記録されたのは、2003年以来となっている。

 フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)は今季いまだに勝ち星のないサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)を33-10で下して6連勝を飾り、今季の成績を7勝1敗に伸ばした。

 イーグルスのQBカーソン・ウェンツ(Carson Wentz)は2本のタッチダウンパスを通し、開幕8試合でのタッチダウンパス合計数は球団新記録の19本になった。

 一方ニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)は、20-12でシカゴ・ベアーズ(Chicago Bears)を退けて5連勝を飾った。

 セインツのQBドリュー・ブリーズ(Drew Brees)は28本中23本のパスを成功させて299ヤードを獲得したが、チームは2009年以来、初めてブリーズのタッチダウンパス無しで白星を挙げている。(c)AFP