【10月30日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2017)第12戦、ウェールズ・ラリーGB(Wales Rally GB 2017)は29日、最終日が行われ、フォード(Ford)のセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)が総合5連覇を達成。チームメートのエルフィン・エバンス(Elfyn Evans、英国)は、英国人選手としては17年ぶりとなる大会優勝を果たした。

 33歳のオジェは3位に入り、13日に始まるラリー・オーストラリア(Kennards Hire Rally Australia 2017)を前に総合5連覇を確定させた。一方、エバンスはヌービルに37秒3差、オジェに45秒2差をつけ、母国でWRC初優勝を飾った。

 オジェはツイッター(Twitter)で「なんと言ったらいいか…厳しい一年だったけれど、こういう終わり方はとにかく信じられない。タイトルはどれも重いものだが、今回は非常に厳しい戦いの末に勝ち取った。僕らはリスクを負わなければならなかった。簡単な優勝ではなかった」とコメントした。

 オジェはポイントを215点に伸ばし、183ポイントのヒュンダイ(Hyundai)のティエリー・ヌービル(Thierry Neuville、ベルギー)、169ポイントのフォードのオット・タナック(Ott Tanak、エストニア)を抑えた。

 2013年から総合優勝を続けているオジェの前には、同じくフランス出身のセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb)が2004年から2012年まで総合9連覇を飾っており、WRCではフランス勢のタイトル独占が続いている。(c)AFP