【10月29日 AFP】サッカーイングランド6部リーグ、サルフォード・シティFC(Salford City FC)対ブラッドフォード・パーク・アベニューAFC(Bradford Park Avenue AFC)の一戦で、サルフォードのGKマックス・クロコンブ(Max Crocombe)が試合中に用を足したため、レッドカードで退場処分になった。 

 ニュージーランド出身の24歳で、元マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のライアン・ギグス(Ryan Giggs)氏やギャリー・ネビル(Gary Naville)氏らが共同保有しているクラブでプレーするクロコンブは、トイレに行きたいと訴えたものの認められなかったため、試合中にもかかわらずトイレに向かって走り出した。そして審判はこれを見逃さず、規定通りにレッドカードを提示した。

 試合終盤にクロコンブが突然ピッチを去った理由について、当初は混乱があったものの、対戦相手のブラッドフォードがツイッター(Twitter)で「クロコンブは試合中に用を足したため、退場になったことを確認しました。冗談ではありません」と明かし、話題となった。

 試合はサルフォードが2-1で勝利したが、クロコンブはツイッターに「きょうの出来事について深くおわび申し上げます」と投稿し、自らの行為を謝罪している。

「私はとても苦しい状況にいて、素晴らしい勝利を台無しにする誤った判断を下してしまいました」「誰かを傷つけるつもりもありませんでした。両クラブ、両クラブのサポーターに謝罪します。決して起きてはならないことです」

 試合中に用を足したGKは、クロコンブが初めてではない。元ドイツ代表GKイェンス・レーマン(Jens Lehmann)氏は、ドイツ・ブンデスリーガ1部のVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)に所属していた2009年、チャンピオンズリーグ(Champions League)の試合中にピッチを離れ、広告看板の陰に隠れて用を足している。(c)AFP