【10月29日 AFP】17-18イタリア・セリエAは28日、第11節の試合が行われ、2得点を決めたゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)が自身のリーグ戦での通算得点数を101に伸ばしたユベントス(Juventus)は、ACミラン(AC Milan)を2-0で退けて暫定首位に浮上。ホームで敗れたミランの危機は深刻度を増している。

 ミランの本拠地サン・シーロ(San Siro)を訪れた8万人の観客の前で、イグアインは前半23分と後半18分に2度ゴールネットを揺らした。スペインに続き、イタリアでもリーグ戦通算100得点をクリアしたイグアインは、この日の得点は25日の前節でゴールが取り消されたリベンジだったと話している。

 29歳のイグアインは「SPAL戦でゴールが取り消されたとき、サン・シーロで100得点目を決めるのが自分の運命だと話していたんだ!そして今は101点になった。悪くないね」と語った。

 勝ち点を28に伸ばしたユベントスは、29日にサッスオーロ(US Sassuolo)と対戦するナポリ(SSC Napoli)に並び、得失点差で暫定首位になった。また、30日にキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)戦を控えるインテル(Inter Milan)とのポイント差は2となっている。

 ユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、「サン・シーロでのプレーは決して簡単なものではない。ミランは歴史的なライバル関係にある。こういった試合に調子は関係ないんだ」と述べた。

 ユベントスは31日にスポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)を控えており、アレグリ監督は「チャンピオンズリーグに良い状態で臨める結果となった」と語った。

 ASローマ(AS Roma)はステファン・エル・シャーラウィ(Stephan El Shaarawy)のゴールが決勝点となり、エウゼビオ・ディ・フランチェスコ(Eusebio Di Francesco)監督の息子フェデリコ(Federico Di Francesco)が所属するボローニャ(Bologna FC)に1-0で勝利し、5位をキープした。

 ローマは前半33分、アレッサンドロ・フロレンツィ(Alessandro Florenzi)のCKにエル・シャーラウィが合わせ、これが決勝点となった。

 チャンピオンズリーグに出場しているローマは、31日にチェルシー(Chelsea)とホームで対戦する。(c)AFP/Emmeline MOORE