【10月26日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は25日、その年に最も活躍した打者に贈られるハンク・アーロン賞(Hank Aaron Award)の受賞者を発表し、ア・リーグはヒューストン・アストロズ(Houston Astros)のホセ・アルトゥーベ(Jose Altuve)、ナ・リーグはマイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)のジャンカルロ・スタントン(Giancarlo Stanton)が選出された。

 アーロン氏本人とMLBのロブ・マンフレッド(Rob Manfred)コミッショナーはこの日、アルトゥーベが出場するロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)対アストロズのワールドシリーズ(7回戦制)第2戦前にドジャースタジアム(Dodger Stadium)で表彰式を行った。

 キャリア通算755本塁打を誇るアーロン氏は、同賞を受賞した両選手について「野球界のとてつもない才能」であるだけでなく、「私たちの競技における素晴らしいアンバサダーだ」と称賛した。

 アストロズで二塁手を務めるアルトゥーベは今プレーオフ、打率3割8分6厘、5本塁打、8打点をマークしており(記録はすべて第1戦終了時点)、中でも打率は、2011年にセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)でプレーオフ18試合に出場したデビッド・フリース(David Freese)の3割9分7厘に次ぐ高さとなっている。

 一方のスタントンは今シーズン、2002年以降のMLBでは最多となる59本塁打をマークし、両リーグをけん引した。

 ハンク・アーロン賞の受賞者は、ファンによるオンライン投票に加え、アーロン氏が率いる野球殿堂(Baseball Hall of Fame)の特別委員会の投票によって選出される。(c)AFP