【10月25日 AFP】サウジアラビアの砂漠地帯で、古代に造られたとみられる石の構造物400個近くが存在することが、オーストラリア人研究者によって確認された。発見に用いられたのは地理画像サービス「グーグルアース(Google Earth)」だったという。

 数十年前から中東で、数多くの古代遺跡を記録する活動を続けてきた研究チームを率いる西オーストラリア大学(University of Western Australia)のデービッド・ケネディ(David Kennedy)教授によると、石を用いた人工の建造物は2000~9000年前に造られたものとみられる。だが、その目的や機能は謎のままだ。

 ケネディ教授は25日に発表した声明の中で「地上では意味のあるようには見えないが、地上から100メートルほど、さらには人工衛星レベルの高度から見ると鮮やかに識別できる」と述べている。

 サウジアラビアの辺境地帯でおよそ40年も調査を続けてきた教授だが、その溶岩原に存在する多数の石の構造物を衛星画像で目にしたときは面食らったという。

 上空から見ると、柱の上にはりが架けられた門が地面に横たわる図のように見えることから、教授はこの建造物を「ゲート(門)」と名づけた。

 だが、構造物自体は住居にも動物捕獲用のわなにも遺体置き場にも見えず、用途は謎のままだ。誰が造ったのかについても詳しいことは分かっていないが、ケネディ教授は遊牧民ベドウィン(Bedouin)の祖先とみている。(c)AFP