【10月24日 AFPBB News】血のしたたる新鮮な「目玉」はいかが──。月末にハロウィーンを控え、期間限定の和菓子「目玉の水まんじゅう」が登場し、みずみずしいリアルな外見と食感に消費者から「気持ち悪いけどおいしい」と評判を呼んでいる。

 手がけたのは国内最大級のハロウィーンパレードの開催地として有名な神奈川県川崎市にある老舗和菓子店「菓子匠 末広庵」。3代目の三藤慎也(Shinya Mitoh)さん(29)によると、高齢層にはハロウィーンに、若年層には和菓子に親しみを持ってもらおうと、3年前から伝統的な水まんじゅうをアレンジして作り始めた。今年は血に見立ていちごジャムを加えたところ、まんじゅうのあんとの相性も良く味にも磨きがかかったという。

「お孫さんのために買われるお得意さんのほか、若い方はお皿に盛って写真撮影を楽しんでいるようです」と三藤さん。職人たちは、魔女に成り代わったかのようにハロウィーン当日まで、約6000個の「目玉」作りに追われている。(c)AFPBB News