【10月24日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が、2-2の引き分けに終わった22日のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)戦で自身を退場処分にした審判について「猿芝居のわなにかかった」と批判した。

 敵地スタッド・ヴェロドローム(Stade Velodrome)に乗り込んだPSGのネイマールは、試合を通して相手のファウルに苦しんだだけでなく、コーナーキックを蹴る際にはマルセイユサポーターから物を投げつけられるなどした。

 スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)から史上最高額の移籍金でPSGに移籍したネイマールは、最終的にルーカス・オカンポス(Lucas Ocampos)に頭突きを見舞ったとして2枚目のイエローカードを受け、ピッチを後にすることになった。

「あんなのはサッカーじゃない」と試合後に不満を爆発させたネイマールは、「審判はマルセイユの猿芝居のわなにかかった。私は瓶や冠、バケットなどをたくさん投げられたが、冷静さは失わなかった。でも自分の間違いは認めるよ」と話した。

 さらに、この日の試合の盛り上がりは「欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)」の一戦に似たものだったというネイマールは、「自分たちのプレーをしようと思ったが難しかった。PSGは最高とは言えない出来だった。マルセイユは良かったが、私たちは平均以下だった。こうしたタイプのチームにも適応できないといけない」と振り返っている。

 フランス版「クラシコ」とも称されるライバル同士の一戦は、安全上の理由でPSGのファンがスタジアムとその周辺への立ち入りを禁止されるなど、試合前から緊張感が高まっていた。(c)AFP