【10月24日 AFP】イングランド・プレミアリーグのエバートン(Everton)は23日、ロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督を解任した。今シーズンに入ってから解任された同リーグの指揮官は、今回が3人目。

 就任1年目となった昨シーズンはクラブを7位に導いた54歳のクーマン監督だが、今季はオフシーズンに総額1億4000万ポンド(約210億円)の移籍資金を投じながらも、開幕からつまずいていた。

 22日に行われたホームのアーセナル(Arsenal)戦では2-5と大敗を喫し、エバートンは降格圏に転落。これが決定打となり、クーマン監督は翌23日の練習にも参加していたが、ビル・ケンライト(Bill Kenwright)会長の訪問を受けた。

 エバートンは声明で「エバートンFCは、ロナルド・クーマン監督がクラブを退団したことを発表します。ビル・ケンライト会長をはじめ、取締役会、大株主のファルハド・モシリ(Farhad Moshiri)氏ら全員で、ロナルドが過去16か月の間にもたらしてくれたこと、そして昨シーズンのプレミアリーグでクラブを7位に導いてくれた功績に感謝の意を表したいと思います」と述べている。

 クーマン監督の後任候補筆頭には、2013年にエバートンを離れたデビッド・モイーズ(David Moyes)元監督の名前が挙がっている。

 また、クラブのU-23チームで成功を収めているデビッド・アンズワース(David Unsworth)氏が暫定指揮官として候補と目されているほか、バーンリーFC(Burnley FC)のショーン・ダイチ(Sean Dyche)監督や、レアル・マドリード(Real Madrid)やチェルシー(Chelsea)で監督経験のあるカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)氏の就任もうわさされている。(c)AFP