【10月24日 AFP】女子テニス、WTAツアー選手権(BNP Paribas WTA Finals Singapore 2017)は23日、シンガポールで2日目が行われ、大会第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は6-4、6-2で第8シードのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)を下した。

 先日新たに世界ランキング1位になったばかりのハレプは、今月初めに行われた中国オープン(China Open 2017)決勝で自身を破るなど、この試合まで11連勝中と勢いに乗るガルシアを試合時間88分で圧倒し、8人のみが出場を許される今大会のラウンドロビン初戦を白星で飾った。

 ガルシアに敗れた中国オープンの決勝前日に王座奪取を決めていたハレプは試合後、世界1位としての初戦を白星で飾れたことについて喜びをあらわにしている。

「とてもハッピー。ナンバーワンとして臨む初めての大会の初戦を勝てて最高の気分。シーズン終了時にナンバーワンでいられるのは良いことだと思うが、現時点で最も重要ではない。ここではとにかく試合に勝つことに集中したい」

 一方、武漢オープン(Wuhan Open 2017)と中国オープンで2週連続優勝を果たし、今大会の出場権を射止めていた世界8位のガルシアは、「負けたことについてはがっかりしている」と語り、シーズン最終戦のデビュー戦を白星で飾れなかった点を悔やんだものの、「自分が望んだプレーではなかったが、まだ終わりではない」と前を向いている。

 この日行われたレッドグループのもう一方の試合では、第6シードのキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)が6-2、6-0で第4シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)に完勝を収めている。

 今年はドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2017)とロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2017)の決勝で敗れるなど、スビトリーナに対して3連敗中だったウォズニアッキだが、この日は試合時間58分と一方的な試合を展開し、一時は10ゲームを連取する場面もあった。(c)AFP