【10月23日 AFP】17NFLは22日、第7週の試合が行われ、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)は逆転劇を演ずるまでもなく、アトランタ・ファルコンズ(Atlanta Falcons)との第51回スーパーボウル(Super Bowl LI)のリマッチを制した。

 ジレット・スタジアム(Gillette Stadium)には霧が立ちこめたものの、ペイトリオッツは試合の主導権を見失わず、23-7でファルコンズを下した。

 2月に行われたスーパーボウルでペイトリオッツは、第3クオーター時点で3-28と大きくリードを許していたものの、史上最大の逆転劇を演じて34-28で勝利を飾った。

 しかしながらこの日のペイトリオッツは23-0と大きくリードし、残り5分でタッチダウンを決められるまでファルコンズに得点を許しもせず、壮大な逆転劇を必要とすることはなかった。

 両チーム無得点で迎えた第2クオーター、ペイトリオッツはQBトム・ブレイディ(Tom Brady)が11ヤードのタッチダウンパスをブランディン・クックス(Brandin Cooks)に通し先制。その後スティーヴン・ゴストコフスキー(Stephen Gostkowski)がこの日3本決めたFGの1本目を蹴り込むと、ブレイディが今度はジェームス・ホワイト(James White)に2ヤードのタッチダウンパスを通し、17-0としてハーフタイムを迎えた。

 ファルコンズのQBマット・ライアン(Matt Ryan)は、スーパーボウルでのチームの失速を取り返そうとプレッシャーを感じていたかもしれない。ライアンは33本中22本のパスを通して233ヤードを獲得したが、最高のプレーは勝敗が決した後だった。

 ライアンは、第4クオーター残り4分9秒でフリオ・ジョーンズ(Julio Jones)に1ヤードのタッチダウンパスを通した。これでファルコンズは、前週のマイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)戦の第2クオーター以来、91分ぶりの得点を決めた。

 ブレイディは「チームにとって素晴らしい勝利。みんなよくやった。守備がしっかりしていて、攻撃面でも十分なプレーができた」と試合を振り返った。

 一方でグリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)は17-26でニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)に敗れ、QBアーロン・ロジャース(Aaron Rodgers)抜きの戦いがどれほど厳しいものかを味わった。

 セインツは、QBドリュー・ブリーズ(Drew Brees)が通算500本目のタッチダウンパスを成功させて、チームを4連勝に導いた。

 第6週で右鎖骨を骨折し今季絶望とみられているロジャースに代わり先発したパッカーズのブレット・ハンドリー(Brett Hundley)は25本中12本のパス成功で、獲得ヤードは87ヤードだった。(c)AFP