【10月23日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)は22日、NBA史上最速となる開幕からわずか3試合でアール・ワトソン(Earl Watson)ヘッドコーチ(HC)を解任した。

 サンズはチームの公式ウェブサイトに出した声明で「アール・ワトソンHCを解任しました。今後はジェイ・トリアーノ(Jay Triano)副HCが暫定HCとして後を引き継ぎます」と発表している。

 サンズは直近の試合となった21日の試合でロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)に88-130で大敗。ワトソンHCも試合後、「われわれは若いチームだから逆境に見舞われることも理解している。しかし、団結に欠けている点が本当に残念だ」と話すなど、選手が一丸となっていないことを嘆いていた。

 18日に行われたポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)との開幕戦でNBA史上最悪となる48点差で苦杯をなめたサンズは、20日のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)戦でも新人のロンゾ・ボール(Lonzo Ball)に29得点を決められるなどして敗れていた。

 一方、1981年にドラフト8巡目指名でレイカーズに入団したトリアーノ氏は、過去にトロント・ラプターズ(Toronto Raptors)でHCを務めた実績を持ち、現在はカナダ代表をHCとして率いている。(c)AFP