【10月23日 AFP】女子テニス、WTAツアー選手権(BNP Paribas WTA Finals Singapore 2017)は22日、シンガポールで開幕し、大会第2シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)は6-3、6-4で第7シードのエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)を下し、タイトル獲得と年度末の世界ランク1位奪取へ好調な船出を切った。

 今年はウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)で栄冠に輝き、先日に年間最優秀選手に選ばれたばかりのムグルサは、3年連続の出場となった今大会初戦を1時間25分で制した。

 2015年大会でベスト4に入っているムグルサは第2セット、最初のサービングフォーザマッチでブレークを喫したが、最終的には第10ゲームを自身のサービスで締めくくって勝利をつかんだ。

 今月初めにシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)に王座を奪われ、頂点の在位期間はわずか1か月となっていたムグルサは、今大会の優勝で年度末ランキング1位に立つ可能性がある7選手の一人となっている。

 一方、第1セットだけで16本のウイナーをたたき込むなど、所々で持ち前のスケールの大きいテニスを見せたオスタペンコだったが、同時に大量のアンフォーストエラーでチャンスを逃し、隙を見せない相手に対して立ち直ることはできなかった。

 オスタペンコは試合後「アンフォーストエラーが多すぎたから悔しい。コートに適応することができず、自分のテニスを感じられなかった」と振り返った。(c)AFP/Tristan Lavalette