【10月23日 AFP】17-18イタリア・セリエAは22日、第9節の試合が行われ、退場者を出したユベントス(Juventus)は、サミ・ケディラ(Sami Khedira)が自身初のハットトリックを達成するなどウディネーゼ(Udinese)に6-2で勝利し、首位ナポリ(SSC Napoli)との勝ち点差を3に縮めた。

 ここ2試合で勝ち点1しか獲得できていなかったユベントスは、敵地での勝利が求められていたが、前半8分にスティペ・ペリツァ(Stipe Perica)に先制点を許すと、同14分にサミル(Samir Santos)のオウンゴールで同点に追いつき、その6分後にケディラの得点で勝ち越しに成功したが、25分にはマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)が2度目の警告を受けて退場となった。

 ユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は試合後、メディアセット・プレミアム(Mediaset Premium)に対し、「選手の反応は素晴らしかった。簡単なことではなかった」とコメントしている。

「実際のところ彼(マンジュキッチ)には感謝したい。試合に勝つために死に物狂いに取り返さなければならなくなったからだ。彼には感謝しかない」

「ここ2試合もそこそこのパフォーマンスだったが、われわれにはきょうのような状況が必要だった。10人になりチームの集中力がより高まった。ここが分岐点だ。ネガティブな結果は受け入れるのが困難だった」

 後半に入るとダニーロ・ラランゲイラ(Danilo Larangeira)に同点ゴールを奪われたユベントスだったが、7分にダニエレ・ルガーニ(Daniele Rugani)のヘディングで再び勝ち越すと、その後はケディラが2得点を追加し、終了間際にはミラレム・ピャニッチ(Miralem Pjanic)がチーム6得点目を決めた。

 ケディラは試合後「キャリア初のハットトリックなので最高だ。でも勝利が何よりもうれしいよ」とコメントしている。

「勝っていないときはユベントスには困難が待っている。特にマリオがレッドカードを受けたあとは難しかった。簡単な状況ではなかったが、われわれは欧州最高のチームの一つであり、きょうはそれを証明した」

 今節カリアリ(Cagliari Calcio)を3-0で退けたラツィオ(SS Lazio)と勝ち点で並び3位につけているユベントスは、2位のインテル(Inter Milan)を1ポイント差で、開幕9試合で勝ち点25を獲得している首位ナポリを3ポイント差で追っている。(c)AFP/Emmeline MOORE