【10月23日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは22日、第9節の試合が行われ、エバートン(Everton)のウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)は、自身がリーグ初得点を記録した当時の相手アーセナル(Arsenal)から先制点を挙げたものの、チームは2-5で敗れて降格圏内の18位に順位を落とした。

 メスト・エジル(Mesut Ozil)、アレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)のゴールが響いたエバートンは、ここ9年で最悪のスタートを切っており、ロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督へのプレッシャーは日に日に高まっている。エバートンは最近の公式戦13試合でわずか2勝しかしていない。

 エバートンは前半12分、ルーニーが自身にとって記念すべきリーグ初得点を挙げたアーセナルからゴールを奪い先制したが、前半終了間際にナチョ・モンレアル(Nacho Monreal)に得点を許し、試合を振り出しに戻された。

 後半に入るとエジル、ラカゼットにゴールを奪われたエバートンは、同24分にイドリッサ・ゲイェ(Idrissa Gueye)がこの日2度目の警告を受けて退場処分となり、さらにはアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)に得点を決められて逆転は絶望的になった。終盤にエバートンはバイエ・オウマル・ニアッセ(Baye Oumar Niasse)、アーセナルはアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)がゴールを決めている。

 エバートンは移籍市場で1億5000万ポンド(約227億円)を投じたものの結果が出ておらず、この日が最後の試合となるかと問われたクーマン監督は、英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に「分からない。このような決定はすべて私の手が届く範囲ではない」と答えている。

 一方、アウェーでの今季初勝利を挙げたアーセナルは5位に浮上。アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は英BBCに対し、「ウェイン・ルーニーのゴールには思うこともあった。どう対応するかが問題だった。冷静さを保てたか? われわれは確実にそうできた。パス、動きともに素晴らしかった」とコメントしている。(c)AFP/Ian WHITTELL