【10月22日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2017)第16戦のオーストラリアGPは22日、MotoGPクラスの決勝が行われ、レプソル・ホンダ(Repsol Honda)の王者マルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)が完勝で優勝を飾り、年間チャンピオンへさらに前進した。

 マルケスはライバルたちとのトップ争いから終盤に抜け出すと、モビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)に1秒799差をつけて優勝した。

 今季はマレーシアGP、スペインGPの残り2大会となっており、マルケスはこれで、年間ポイント争いで2位につけるドゥカティ(Ducati Team)のアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)との差を33ポイントに広げている。

 3位にはヤマハのマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)が入り、ドビツィオーゾはメイン集団に付いていけず13位に終わった。

 前日の予選でキャリア44回目となるMotoGPクラスのポールポジションを獲得していたマルケスは、これで24歳にして同クラス通算88戦で35勝目、今季6勝目を飾った。

 オーストラリアGPでは4年連続のポールポジションを獲得しているマルケスは、2015年に続く同大会2勝目。しかし他の2回はトップを走っている状態からリタイアに終わっていた。(c)AFP