【10月22日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは21日、第9節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は1-2で昇格組のハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)に敗戦。ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、低調な出来にショックを受けていることを認め、選手に厳しい言葉をぶつけている。

 ユナイテッドはこれが今季初黒星で、ハダーズフィールドに1部リーグでの対戦では1952年以来となる金星を献上してしまった。ハダーズフィールドのアーロン・ムーイ(Aaron Mooy)とローラン・ドゥポワトル(Laurent Depoitre)のゴールは、フアン・マヌエル・マタ(Juan Manuel Mata)とビクトル・リンデロフ(Victor Lindelof)の悲惨なミスが失点に直結したものだった。

 後半開始からマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)らを投入したモウリーニョ監督は「前半の間から交代を待っていた。ミスはマタとビクトルだったが、ほかの選手だったかもしれない。チームのプレー姿勢が本当にひどかった。負けるのなら、相手に上回られた、相手の質が高かったという方が良い。自分たちの姿勢のせいで負けるのは本当に気分が悪い」とコメントした。

「アンデル・エレーラ(Ander Herrera)がインタビューで、プレー姿勢と意欲がひどかったと言っているのを聞いた。オーマイゴッドだ。選手がそう言ったり感じたりしているのなら、全員で記者会見に出て理由を説明するべきだろう。私には説明がつかない」

 ユナイテッドは2-2の引き分けに終わった9月上旬のストーク・シティ(Stoke City)戦以外は、リーグ戦で無失点に抑えていたが、この試合では2失点を喫した。それでもモウリーニョ監督は、就任から15か月で初めて顔をのぞかせたプレー姿勢のまずさの方を心配している。

「親善試合でもこんなにやる気が感じられなかったことはない。もちろん心配している。きょうこういうことが起こったのなら、次も起こらないとは限らないからだ」

「衝撃を受けているが、これが現実だ。たしかに驚いているが、実際にこういう結果になっている。私からすれば、言うべきことは実に簡単かつシンプルだ。勝つのにふさわしいチームが勝った」

「相手は私が好きなプレーをしていた。全力でプレーしていた。私が好きなプレー、選手に求めるプレーをしていた。積極性、意欲、士気、自制心、すべてを出していた。相手は全力でプレーし、こちらはそうではなかった。だから勝つべきチームが勝った。シンプルな話だ」 (c)AFP/Ian WHITTELL