【10月22日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは21日、第9節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は3-0でバーンリーFC(Burnley FC)に勝利。この試合でセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)がクラブの歴代最多得点記録に並び、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督も、アグエロはチームを夕食会に招待すべきだと上機嫌だった。

 オランダ・アムステルダム(Amsterdam)での交通事故であばら骨を骨折していた29歳のアグエロは、約3週間ぶりの先発出場を果たすと、前半30分にPKを決めて均衡を破り、エリック・ブルック(Eric Brook)氏が持つ177得点の記録に並んだ。

 グアルディオラ監督は「アグエロはわれわれに貢ぎ物を納めるべきだ。夕食に招待すべきなんじゃないかな」と冗談を飛ばし「あと1ゴールも遅かれ早かれ決まるだろう」と続けた。アグエロも自身のツイッター(Twitter)に「チームの勝利と自分の177ゴールがうれしい。だけど僕らはまだこんなもんじゃない。行くぜシティ!」と書き込んだ。

 2011年にスペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)から加入して以来、アグエロは2回のプレミア優勝とリーグカップ(League Cup)制覇に貢献。特に加入初年のクイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park RangersQPR)戦で決めた終盤のゴールは、今も語り草になっている。その得点でシティは、同都市のライバルであるマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を土壇場でかわしてリーグ優勝を勝ち取った。

 シティはこれで、昇格組のハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)にまさかの敗戦を喫した2位ユナイテッドとの勝ち点差を5に広げ、さらにクラブ記録タイの公式戦11連勝も飾っている。グアルディオラ監督は「タイトルやトロフィーにつながるのであれば、記録は良いものだ。大きな意味がある。もちろん11連勝は簡単ではないし、良いと思う」と語った。

 ハーンリーのGKニック・ポープ(Nick Pope)がベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)を倒し、PKと判定された場面について、バーンリー側は抗議したが、グアルディオラ監督は正しい判定だったとの見解を示し、「あれはPKだ。ベルナルドはGKに触られていた。GKはベルナルドの足に触れて倒していた」とコメントした。(c)AFP