【10月22日 AFP】17-18ドイツ・ブンデスリーガ1部は21日、第9節の試合が行われ、首位ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は2点のリードを守り切れずにフランクフルト(Eintracht Frankfurt)と2-2で引き分け、同日10人のハンブルガーSV(Hamburger SV)から1-0の勝利を収めた王者バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に勝ち点で並ばれた。

 得失点差でまだ首位を守っているドルトムントだが、またしてもGKロマン・ビュルキ(Roman Burki)のミスからフランクフルトに反撃を許し、2点差を追いつかれる悔しい結果に終わった。ドルトムントはこれで、2-3で敗れたRBライプツィヒ(RB Leipzig)とのリーグ戦、1-1で引き分けたアポエル・ニコシア(APOEL Nicosia)とあわせて3試合未勝利となっている。

 ビュルキは20日にドルトムントとの契約を2021年まで延長。これはアポエル戦で相手の先制点につながったミスが酷評されていたビュルキに対するクラブからの自信の表れで、試合前にはスポーティング・ディレクターのミヒャエル・ツォルク(Michael Zorc)氏も全面的な信頼を口にしていたが、この日もビュルキがPKを与えたところからフランクフルトに息を吹き返させてしまった。

 ドルトムントはトルコ代表ヌリ・サヒン(Nuri Sahin)のゴールで先制すると、マクシミリアン・フィリップ(Maximilian Philipp)の追加点でリードを2点に広げたが、フランクフルトに4分間で同点に追いつかれた。 サヒンは「あってはならないこと。2-0でリードしているのであれば、オープンな展開にしてはいけない」と話している。

 ドルトムントは後半19分、ビュルキがアンテ・レビッチ(Ante Rebic)を倒して与えたPKをセバスティアン・アラー(Sebastien Haller)に決められると、直後にマリウス・ヴォルフ(Marius Wolf)に同点弾を浴びた。

 ドルトムントではイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)から獲得し、インドで開催されているU-17W杯(U-17 World Cup)から帰還した17歳ジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)がブンデスリーガ初出場を飾った。

 対するフランクフルトも勝ち点1を獲得したものの、米国代表のティモシー・チャンドラー(Timothy Chandler)が膝を痛めて前半37分でピッチを後にしている。(c)AFP/Ryland JAMES