【10月23日 AFP】17-18フランス・リーグ1は22日、第10節の試合が行われ、1得点を記録しながらも終盤に退場処分を受けたネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が良くも悪くも存在感をみせたパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は、エディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)の直接FKで土壇場に同点に追いつき、宿敵オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)と2-2で引き分けた。

 この結果、リーグ戦無敗を維持したPSGは勝ち点を26に伸ばし、2位ASモナコ(AS Monaco)に4ポイント差をつけている。一方、マルセイユは同18で5位につけている。

 PSGのウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は試合後、「ネイマールのレッドカードには少しがっかりしている。なぜなら、彼は試合を通じてファウルの被害者だったからだ。偉大な選手を守るのはわれわれ全員の仕事だと考えている」とコメントし、判定に対する不満をあらわにした。

 エメリ監督はまた、カヴァーニの得点について「この試合の展開を考えると重要なゴールだった」と話し、「この雰囲気でのプレーはわれわれにとってとても難しいものだったので、勝ち点1は大きなポイントだ。すべての力を出し切らなければならない試合がある。それこそサッカーだ」と語った。

 試合は前半16分にルイス・グスタヴォ(Luiz Gustavo)のロングシュートでマルセイユが先制したものの、対するPSGは同33分、ネイマールのゴールで同点に追いついた。ネイマールはこれで今季の公式戦11試合で10得点を記録している。

 マルセイユはその後、フロリアン・タウヴィン(Florian Thauvin)のゴールで勝ち越しに成功。一方、PSGはルーカス・オカンポス(Lucas Ocampos)を突き倒したとしてネイマールが2度目の警告を受けて退場になったものの、試合終了間際にカヴァーニが直接FKを決めて引き分けに持ち込み、マルセイユの選手は本拠地スタッド・ヴェロドローム(Stade Velodrome)のピッチに崩れ落ちた。(c)AFP/Damian MCCALL