【10月22日 AFP】17-18ドイツ・ブンデスリーガ1部は21日、第9節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は1-0で10人のハンブルガーSV(Hamburger SV)に勝利し、同日引き分けたボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)と勝ち点で並んだ。

 王者バイエルンはハンブルガーのギデオン・ユング(Gideon Jung)がキングスレイ・コマン(Kingsley Coman)に対するファウルで一発退場となり、前半40分で数的優位に立ったにもかかわらず、相手を崩しきれずにいたが、コランタン・トリソ(Corentin Tolisso)が決勝点を挙げた。

 クラブ記録となる移籍金4150万ユーロ(約51億円)でフランス・リーグ1のオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)から加入したトリソは、ユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)監督が4回目の復帰を果たして以降、今回が初先発だった。ハインケス監督が中盤ではティアゴ・アルカンタラ(Thiago Alcantara)を重用していることもあって出場機会が減っており、本人も指揮官交代で難しい状況に陥っていることを認めている。

「個人的な部分で言えば、少し複雑だ。ハインケス監督になってからの3試合で1試合しかプレーしていない。だけどまだ希望はなくしていない。全力を尽くして監督にアピールし、自分をできる限り多く起用すべきだ、信頼できる戦力だと認めさせたい。ただここは選手層が厚いし、ポジションを勝ち取るのは難しい」

 この勝利でバイエルンは、同日フランクフルト(Eintracht Frankfurt)と2-2で引き分けた首位ドルトムントと勝ち点20で並んだが、得失点差で2位となっている。(c)AFP